カーボングラファイト･トップの模様と手触り、エポーレット大小サウンドホール、透明ピックガード、ラウンドバック形状とその手触り、ヘッドストックとブリッジの彫刻、ボディ周囲のトップリング、キラキラ2色ラメ、ホールから覗くAdamasラベルなど細部へのこだわりが生み出す迫力はまさに本物の雰囲気！

Adamasといえばカーボングラファイトを用いたボディトップ。そっと触れてみてください。ザラッとしたグラファイト・パターンを再現しました。そのままエポーレットとの境目をなぞってみてください。本物同様にエポーレットがボディからほんの少し浮いているところまで正確にシミュレートしています。このエポーレットを如何にリアルに表現できるかが最大のテーマでした。微細に色分けされたデザイン、左右あわせて22もの大小サウンドホールを1/8スケールで形づくれるのか。まずは左右を単体パーツとし、ボディとは異なる生産ラインで完成させた後、ボディへ組み込むことにしました。数ｃｍほどのパーツですが、実は塗装から組み込みまで左右あわせて10以上もの工程を経て、仕上げられています。それぞれのカラーを印刷した後、最終工程では、その上から筆を用いて薄くコーティングしています。そうすることで独立して見えたそれぞれのカラーが馴染み、リアルなエポーレットが出来上がりました。エポーレット下にはクリア塗装によりピックガードを表現しています。“ラウンドバック”はザラザラした表面シボからアクセスドアや実物を持ったことのない方にも、本物の雰囲気を感じていただけるクオリティを目指しました。ジャックやワッシャーは塗装で埋もれないように1/100ｍｍ単位での調整を経て造形化しています。ヘッドとブリッジの美しい造形以上に難しかった箇所がボディ周囲のリングです。そのまま1/8スケール化すること自体が不可能でした。そこで、形状を損なわないようにディフォルメしています。このあたりが腕の見せ所なのですが、造形だけを言えば1/6スケールのほうが簡単です。このシリーズは1/6スケールのクオリティを1/8スケールで超えることを目指して、今後も挑戦を続けていきます。応援よろしくお願いします！