フローティング･フィンガーボード･エクステンション構造、タイガーフレイム･メイプル･トップ、U.S.PAT.ナンバー入りフィルタートロン･ピックアップ、ビグスビーB6CBヴィブラートと可動アーム、Gアロウ･ノブ、ホールから除くGRETSCHラベルなど細部へのこだわりが生み出す迫力はまさに本物の雰囲気！

本商品化にあたり、これまで培ってきた技術を総結集することでGRETSCHを代表するギターにふさわしい最高の“６１２０”を目指して製作に臨みました。まず取り組んだのがタイガー･フレイムと呼ばれるボディトップ全面に入った木目の再現です。ブライアン･セッツァー･モデルにインスパイアされたのですが、見る角度によって表情が変わる立体的な木目をなんとかして表現できないものか。木目の奥行きをどう表現するのかがテーマとなりました。フィギュアを間近で見てもらうと分かるかもしれませんが、木目は目立つ横ライン、うすい縦ライン、かすかに見える横ラインと3層に分けることで立体感を表現しています。木目の色はボディのオレンジに馴染むように何度もサンプルを作り直した結果、タイガー･メイプルをフューチャーした“６１２０”が完成しました。細部のパーツにもこだわっています。フィルタートロン・ピックアップをじっくり見てください。中央にU.S.PATに続き数字らしきものが見えるでしょうか。このパテント文字と数字は0.3mmサイズと玩具の技術領域を超えているため、特殊な技術（レーザーを用いて彫っています！）を用いて再現を可能としました。ちなみにビグスビー・ユニットとペグの形状が解説書3ページの実物と異なりますが、ブライアン･セッツァーの持つ１９５９年製の６１２０に影響を受けた結果です。一部をオールド風の仕様にしています。最後にｆホールから見えるラベルですが、実物と同じデータを基に作成しまいます。フィギュアではありますが実物同様にGRETSCH公認ギターとして楽しんでもらえればと思います。