エアブラシで描かれたROSE&SKULLペイント、雲型ポジションマーク、ヘッドストック縦縞の木目、取り外されたトーンノブの状態、ダバスタイプ・ブリッジとボディとの隙間、弦ボールエンド＆アジャストボルトの長さ、ネック裏メイプル材の木目など細部へのこだわりが生み出す迫力はまさに本物の雰囲気！

“バラドクロ”の製作テーマは?やはりボディ全面に描かれたROSE&SKULLを如何に本物に近づけることができるか?グラフィックペイントの再現につきます。製作を開始するにあたり、まずは特別許可を得てhideさん本人の“バラドクロ”をメディアファクトリーの会議室に運び込み、パーツ形状からカラーリングに至るまで詳細にチェック、撮影を行いました。同時にFERNANDES倉庫に保管されていた透明プラ板に描かれた原画を撮影し、丁寧にトリミングを行いデータ化。チェックしたカラーに合わせてドクロの色などを調整しボディに印刷しています。イメージ通りの色合いが出ず印刷位置のズレを補正するなど、３回（解説書には２回と記載しましたが・・・）にわたるデータ差換えの末に、迫力あるグラフィックペイントが完成しました。バダスタイプのブリッジもこのギターの特徴を表す重要なパーツです。ボディから少し浮いた状態、ゴールドで彩色されたコマや弦ボールエンド、両サイドの大ネジの前の凹形状は特にこだわった造形個所です。2本の突き出たボルトの長さまで本人使用と同じ比率になるように製作しています。ぜひ解説書の実物写真と見比べてください。ヘッドの木目も忠実にトレースを行い、ブラス（金属製）ナットからトラスロッドカバーのビスまで完全再現を目指しました。ネック裏のメイプル材を模した木目は手作業で入れているため、量産品でありながら1本たりとも同じ木目は存在しません。ブラックボディにリアルなパーツとROSE&SKULLが映える抜群のカッコ良さに満足いただけるのではと考えています。