THE GUITAR LEGEND
FERNANDES MG-X "ペイント"
「hideさん自ら施したペイントをどのような方法でリアルに再現するのか！」これは企画段階から最大のチャレンジ項目でした。検討の末、やはりhideさんのギターからデザインを複製するしかないとの結論に！2010年某日、hideさんのギターがメディアファクトリー会議室Aに運び込まれました。ペイントに加え、今回のラインナップの多くの撮影を敢行。その後、ボディとヘッドの写真をもとに膨大な時間をかけ、ペイントの模様を手作業でひとつひとつトレースしていきました。これをヘッドとボディに印刷しています。小さなパーツなので見過ごされがちなのですが、上下ピックアップの再現は、これまでで最も難易度の高いものとなりました。初期メインギターとして数多くのステージを経ているためか、フロントピックアップのデザインは原型を留めておらず、トレース自体が困難に。そのため特別な方法でデザインを5色に色分けした版を作成しています。フロントピックアップはエスカッションのツヤあり黒→ピックアップつや消し黒→ピックアップつや消し白→マグネットのシルバーの順に彩色を行い、その後に5色デザインを1色ずつ印刷するというギターレジェンド・シリーズの中で最も工程数の多いパーツとなりました。実はそのあまりの製造工程数の多さから、企画段階ではシークレット候補の筆頭でした。
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